【2026年最新】インスタの追悼アカウントとは?申請方法・必要書類・削除との違いを完全ガイド
「フォローしていた友人のアカウントに、ある日『追悼』の文字が表示されていた」「親が亡くなったけれど、インスタをどうしていいかわからない」――こうした場面に直面する方が、ここ数年で確実に増えています。
SNSは今や、写真や思い出を保管する大切な場所。だからこそ、大切な方が亡くなったとき、そのアカウントをどう扱うかは多くのご遺族や友人を悩ませる問題です。
この記事では、インスタグラムの「追悼アカウント」について、申請方法・必要書類・削除との違い・自分自身のための備えまで、2026年最新の情報をもとに徹底解説します。読み終わるころには、迷いなく次の一歩を踏み出せるはずです。
この記事でわかること
- 追悼アカウントの仕組みと、通常アカウントとの違い
- 申請できる人と、必要な書類のすべて
- 「追悼化」と「削除」のどちらを選ぶべきかの判断基準
- 自分が亡くなったときのための、今からできる備え
そもそも「インスタの追悼アカウント」とは?
まずは、追悼アカウントがどのような仕組みなのか、基本から押さえていきましょう。
追悼アカウントの基本概念
追悼アカウントとは、故人が生前に使っていたインスタグラムのアカウントを、思い出として残すための仕組みです。アカウント所有者の名前の横に「追悼」と表示され、亡くなった後も写真や投稿がそのまま保存される仕組みになっています。
残されたご家族や友人が、故人の写真を見返したり、コメント欄で思い出を語り合ったりできる「デジタル上の追悼の場」として機能します。お墓参りのように、いつでも訪れて故人を偲べる場所――そんなイメージを持っていただくとわかりやすいかもしれません。
なぜこの仕組みが生まれたのか
追悼アカウントの仕組みは、もともと親会社のFacebookで先に導入されました。インスタグラムでも2010年代半ばから対応が始まり、現在の形になっています。
背景には、SNSアカウントの「乗っ取り」「なりすまし」「スパム化」といった問題がありました。亡くなった方のアカウントが放置されると、悪意のある第三者にログインされて不適切な投稿に使われたり、広告アカウントとして悪用されたりするリスクがあったのです。
また、新型コロナウイルスによる死者数の増加も、追悼機能の整備を加速させました。「大切な人を失ったユーザーの支えになるために」という思想のもと、現在の仕様へと発展してきた経緯があります。
追悼アカウントになると、具体的に何が起こる?
追悼アカウントへの移行が完了すると、以下のような変化が起きます。
- アカウントは「凍結状態」となり、誰もログインできなくなる
- 新しい投稿・編集・削除は一切できなくなる
- 既存の投稿・写真・動画はそのまま残る
- フォロワーは引き続き投稿を閲覧できる
- 検索結果や「発見」タブには表示されなくなる
- プロフィール画面に「追悼」と表示される
つまり、「これ以上情報が増えることはないけれど、これまでの思い出はすべて残る」状態になります。スパムや乗っ取りのリスクから守られながら、大切な思い出は手元に残せるというわけです。
通常アカウントとの違いを徹底比較
追悼アカウントと通常のアカウントは、見た目こそ似ていますが、できることが大きく異なります。一覧で見ていきましょう。
機能ごとの違い一覧
| 項目 | 通常アカウント | 追悼アカウント |
|---|---|---|
| ログイン | 可能 | 不可 |
| 新規投稿 | 可能 | 不可 |
| 既存投稿の編集 | 可能 | 不可 |
| プロフィール変更 | 可能 | 不可 |
| 検索結果への表示 | される | されない |
| 発見タブへの表示 | される | されない |
| DMの新規送信 | 可能 | 不可 |
| 既存DMの履歴 | 表示 | 表示(残る) |
| 投稿へのいいね | 可能 | 可能 |
| フォロー数の表示 | 表示 | 非表示 |
閲覧者側からはどう見えるのか
追悼アカウントになると、それまでフォローしていた方は、これまで通り投稿を見ることができます。プロフィール画面に「追悼」の文字が小さく表示される以外、見た目の印象は大きく変わりません。
一方で、フォローしていなかった方や、これから知り合いになる方は、検索しても見つけられなくなります。「ひっそりと、知っている人だけが訪れる思い出のページ」――そんな存在に変わるのです。
所有権はどうなる?家族が引き継ぐことはできる?
ご遺族の方からよく聞かれるのが、「故人のアカウントを家族が引き継いで運用したい」というご相談です。しかし、結論から申し上げると、これはできません。
これは「一身専属性」という考え方によるもので、アカウントの権限は登録した本人にのみ与えられるという原則があるためです。たとえ相続人であっても、アカウントを譲り受けて使い続けることはできない仕組みになっています。
残された家族にできるのは、「追悼アカウント化」または「削除」のどちらかを選ぶことだけ。この点はしっかり押さえておきましょう。
申請できる人は誰?ここを多くの方が間違えています
このセクションは、多くの解説記事が混同している重要なポイントです。インスタグラムの追悼アカウントに関する申請には、実は2種類あり、それぞれ「申請できる人」が異なります。
追悼アカウント化のリクエストは「友人」でも可能
故人のアカウントを追悼アカウントへ移行するリクエストは、ご家族に限らず、友人であっても申請できます。死亡を証明できる情報(死亡記事へのリンクなど)があれば、「あのアカウントを追悼アカウントにしたい」という申請が可能です。
これは、追悼化が「保存」の選択であり、故人にとって不利益が少ない行為だからです。
アカウント削除のリクエストは「近親者のみ」
一方、アカウントを完全に削除するリクエストは、近親者(親・配偶者・兄弟姉妹・子など)のみに認められています。故人との関係を証明する書類の提出も必要です。
削除は不可逆な行為であり、いったん消してしまえば二度と復元できません。そのため、より慎重な手続きが求められているのです。
⚠️ 注意
友人として追悼アカウント化を申請する際は、ご家族の意向を事前に確認することを強くおすすめします。ご家族が「削除」を希望していた場合、後でトラブルになる可能性があります。
追悼アカウントへの移行手順を完全ガイド
ここからは、実際に追悼アカウントへの移行を申請する手順を、ステップごとに詳しく解説していきます。
申請前に準備するもの
申請をスムーズに進めるため、以下のものをあらかじめ用意しておきましょう。
📋 準備チェックリスト
- 故人のフルネーム(本名)
- 故人のインスタグラムのユーザーネーム(@以下の文字列)
- 逝去された日付
- 死亡を証明できるもの(以下のいずれか)
- 死亡証明書または死亡診断書
- 死亡を伝える新聞記事やニュース記事のURL
- 葬儀の案内状のスクリーンショット
- 申請者の連絡先(メールアドレス)
ステップ1:申請フォームへアクセス
インスタグラムの公式ヘルプセンターから、「亡くなった方のInstagramアカウントを追悼アカウント化するリクエストを送信」のページにアクセスします。
スマートフォン・パソコンのどちらからでも申請可能ですが、書類の添付がある場合は、パソコンからの方が操作しやすくおすすめです。
ステップ2:申請者情報の入力
- 申請者の氏名
- メールアドレス
- 故人との関係性(家族・友人・知人など)
メールアドレスは、申請結果を受け取る大切な連絡先となります。普段使っているアドレスを正確に入力しましょう。
ステップ3:故人の情報を入力
- 故人の本名(フルネーム)
- インスタグラムのユーザーネーム
- 逝去日
ユーザーネームは「@」マークを含めず、その後ろの文字列のみを入力します。間違いがないよう、故人のプロフィール画面をスクショして手元に置いておくと安心です。
ステップ4:死亡証明書類の提出
死亡を証明できる書類をアップロード、またはURLを入力します。日本語の書類でも問題なく受け付けられるケースが多いので、英訳の必要はありません。
ステップ5:送信と審査
すべての項目を入力したら、内容を確認して送信します。審査期間は数日から数週間程度で、書類の不備があるとさらに時間がかかることもあります。承認されると、申請時のメールアドレスに通知が届きます。
申請が却下された場合の対応
申請が却下されるケースは、主に以下のような場合です。
- 提出書類が不鮮明で内容を確認できない
- 故人本人のアカウントであることが証明できない
- 申請者の連絡先に不備がある
却下された場合でも、再申請は可能です。書類を再準備し、必要な情報を補って再度フォームから送信しましょう。
必要書類は何が認められるのか
申請でつまずく方が多いのが、書類の準備です。追悼化と削除では求められる書類が異なるため、それぞれ整理しておきましょう。
追悼アカウント化の書類(比較的緩やか)
- 死亡を伝える新聞記事や訃報記事のURL
- ニュース記事のスクリーンショット
- 葬儀の案内状
- 死亡証明書(任意提出)
追悼化は故人の情報を「残す」選択のため、削除に比べて書類の基準が緩やかに設定されています。
アカウント削除の書類(厳格な基準)
- 死亡診断書
- 亡くなった方の出生証明書
- 申請者と故人の関係を証明する書類(戸籍謄本など)
- 申請者の身分証明書(運転免許証、パスポートなど)
- 必要に応じて委任状
削除は不可逆な手続きのため、より厳格な書類が求められます。
書類提出時のちょっとしたコツ
- 日本語書類はそのまま提出可能。英訳は基本的に不要
- 個人情報のうち申請に直接関係ない部分は黒塗りしてOK
- ファイル形式は画像(JPG・PNG)またはPDFが安全
- 提出した書類のコピーは必ず手元に保管しておく
- 不鮮明な写真は何度も差し戻されるため、明るい場所で撮影
追悼化と削除、どちらを選ぶべきか
多くのご遺族・ご友人が最も悩むのが、「追悼アカウント化」と「削除」のどちらを選ぶかという判断です。ここでは、それぞれの選択が向いているケースを整理していきます。
基本の考え方
シンプルに言えば、次のように分けられます。
- 追悼アカウント化 = 思い出を残す選択
- 削除 = すべてを消す選択
どちらが正解、ということはありません。故人の意向・家族の気持ち・残された人々の関係性によって、ベストな選択は変わります。
追悼アカウント化を選ぶべきケース
- 故人の投稿が、家族や友人にとって大切な記録となっている
- 故人がインスタグラムを大切にしていた
- 友人たちが思い出をシェアし続けたいと希望している
- 子どもが小さく、将来「お父さん・お母さんが残したもの」を見せたい
- 突然のお別れで、遺された家族が「整理する心の準備ができていない」
- 故人の作品(写真・イラストなど)が貴重で、残しておく価値がある
アカウント削除を選ぶべきケース
- 故人が生前「死後はSNSを消してほしい」と希望していた
- プライバシー性の高い投稿が多く、家族として見られたくない
- 故人の交友関係に複雑な事情があり、トラブルを避けたい
- アカウント情報の悪用が懸念される
- 家族として「故人のSNSを残したくない」という気持ちが強い
- 故人の意向が不明だが、家族が「区切りをつけたい」と感じている
迷ったときの判断フロー
🔍 判断のステップ
- 故人の生前の意向は明確ですか?
明確 → その意向に従う
不明 → 次のステップへ - 家族間で意見は一致していますか?
不一致 → まず家族で話し合いを
一致 → 次のステップへ - 投稿を残しておきたい人がいますか?
いる → 追悼アカウント化
いない → 削除
途中で気持ちが変わったら
追悼アカウント化した後でも、近親者であれば後から削除リクエストを送ることができます。一方、削除してしまうと完全に元には戻りません。
迷っているなら、まずは追悼化を選んで、時間が経ってから改めて判断するという方法もあります。「区切り」のタイミングは、人それぞれ違っていいのです。
知っておきたい注意点と誤解されがちなこと
申請を進めるうえで、知っておくとトラブルを避けられるポイントがいくつかあります。
【最重要】インスタは「事前設定ができない」
Facebookでは「追悼アカウント管理人」を生前に指定しておくことができますが、インスタグラムにはこの機能がありません。あくまで「亡くなった後」に、ご家族や友人が申請する形でしか追悼アカウント化はできないのです。
そのため、自分の死後にどうしてほしいかという希望は、家族に直接伝えておく以外に方法がありません。エンディングノートに書き残しておくことをおすすめします。
家族が勝手にログインするのは規約違反
故人のパスワードを知っていたとしても、ご家族が代わりにログインして操作するのは、インスタグラムの利用規約違反となります。アカウントの一身専属性に反する行為だからです。
「ログインして自分で削除すればいいのでは?」と考えたくなる気持ちもわかりますが、正規の手続き(追悼化または削除)を踏むのが正しい方法です。
データのバックアップは申請前に
追悼アカウント化や削除をしてしまうと、誰もログインできなくなり、写真や動画のダウンロードは難しくなります。残しておきたい写真がある場合は、申請前に対応を検討しましょう。
- フォロワーの立場であれば、表示されている写真をスクリーンショットで保存
- 故人のスマホからログインできる状態であれば、データダウンロード機能を使う(※ただし規約上はグレーゾーン)
- 家族とよく話し合い、思い出を共有する方法を決めておく
「追悼」表示が出ないことがある
申請が承認されてから、実際にプロフィールに「追悼」と表示されるまで、タイムラグがあることがあります。また、アプリのバージョンや表示言語によって見え方が微妙に異なるケースも報告されています。
すぐに反映されなくても焦らず、しばらく様子を見ましょう。
なりすまし対策としても有効
追悼アカウント化することで、第三者が故人のアカウントを乗っ取って悪用するリスクを大幅に減らせます。万が一、故人のアカウントから不審な投稿が出ている場合は、インスタグラムに通報することができます。
自分のための備え:デジタル終活としてのインスタ対策
ここまでは「亡くなった方のアカウントをどうするか」という視点で解説してきましたが、自分自身が将来旅立つときのことを考えるのも大切です。
なぜ「自分のインスタ」の備えが必要なのか
SNSは現代における「日記」であり「アルバム」です。長年の投稿には、家族との大切な思い出や、自分の人生の記録が詰まっています。
もし何の備えもなく自分が亡くなった場合、残された家族はあなたのアカウントをどうすればいいのか、迷ってしまうかもしれません。手続きで余計な負担をかけないためにも、今のうちから準備しておきましょう。
今すぐできる3つの備え
1. データのバックアップを習慣に
- インスタグラム公式の「データをダウンロード」機能を半年に一度活用
- Googleフォト・iCloudなどのクラウドストレージに保存
- 特に大切な写真は紙のアルバムにもプリント
2. 家族との情報共有
- 使っているSNSアカウントの存在を家族に知らせる
- 死後の希望(追悼化・削除)を口頭で伝える
- エンディングノートに具体的な希望を記載する
3. エンディングノートに書くべき項目
- 使用中のSNSアカウント一覧(LINE・Instagram・X・Facebookなど)
- 各アカウントの希望(残す or 消す)
- 残しておきたい大切な投稿の場所
- 申請を任せたい人の名前
エンディングノートの記入例
📝 記入例
私のInstagramアカウント(@my_account_name)については、私が亡くなった後は「追悼アカウント化」を希望します。手続きは長女の○○に任せます。投稿はすべて家族との思い出ですので、削除せず残してください。
他のSNSとの比較
| SNS | 追悼機能 | 事前指定 | 削除申請 |
|---|---|---|---|
| ○ | ✕ | ○(近親者) | |
| ○ | ○ | ○ | |
| X(旧Twitter) | ✕ | ✕ | ○(遺族) |
| LINE | ✕ | ✕ | ○(問い合わせ) |
SNSごとに対応が異なるため、自分が使っているサービスについては個別に備えを考えておくことが大切です。
よくある質問(FAQ)
これまでに多くの方からいただいた質問を、Q&A形式でまとめました。
Q1. 申請から反映まで、どのくらいかかりますか?
A. 一般的に数日から数週間です。書類の不備があるとさらに時間がかかる場合があります。急ぎたい気持ちはわかりますが、焦らず待ちましょう。
Q2. 追悼アカウントになると、これまでの投稿は消えますか?
A. 消えません。すべての投稿・写真・動画・ストーリーズのハイライトは、そのまま残ります。
Q3. DMの履歴はどうなりますか?
A. 故人と自分の間で交わしたDM履歴は、自分側からは引き続き閲覧できます。大切なやりとりは消えませんので安心してください。
Q4. フォロー数・フォロワー数は表示されますか?
A. 追悼アカウントになると、フォロー・フォロワー数は非表示になります。
Q5. 一度追悼化した後に、「やっぱり削除」へ変更できますか?
A. 可能です。近親者であれば、追悼化された後でも改めて削除リクエストを送ることができます。
Q6. 故人がビジネスアカウントだった場合は?
A. 個人アカウントと同様に、追悼化・削除の申請が可能です。手続きの内容も基本的に同じです。
Q7. プロフィール写真や自己紹介文も残りますか?
A. 残ります。故人が最後に設定していた状態のまま、プロフィールは固定されます。
Q8. 申請に費用はかかりますか?
A. すべて無料です。インスタグラム公式の手続きであり、いかなる料金も発生しません。「代行します」と費用を請求してくる業者には注意してください。
Q9. 海外在住の家族でも申請できますか?
A. 可能です。書類が日本語であっても、基本的に受け付けられます。
Q10. 申請が却下されたらどうすればいいですか?
A. 不備の内容を確認して再申請しましょう。書類の追加や差し替えが求められることもあります。何度でも申請可能です。
Q11. 故人のアカウントから怪しい投稿が出ている場合は?
A. なりすましの可能性があります。インスタグラムの通報機能から「なりすましアカウント」として報告し、同時に追悼アカウント化の申請を進めることをおすすめします。
Q12. 追悼アカウントに対して、いいねやコメントはできますか?
A. 既存の投稿に対するいいねやコメントは可能です。お別れのメッセージを残したり、思い出を語り合う場として活用できます。
まとめ:大切な思い出を、適切な形で残すために
ここまで、インスタグラムの追悼アカウントについて詳しく解説してきました。最後に、要点を振り返ります。
- 追悼アカウントは、故人を偲ぶ大切な「デジタル上の場所」
- 申請者によってできる手続きが異なる(追悼化:友人OK / 削除:近親者のみ)
- 「追悼化」と「削除」の選択は、家族でよく話し合うことが大切
- インスタは事前設定ができないため、家族への共有が不可欠
- 自分自身の備えとして、エンディングノートへの記載がおすすめ
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