「また竹田市みたいな旅がしたい」そんなあなたに贈る、似た雰囲気の旅先5選

「混んでいない」「ひなびた風情がある」「温泉がある」「城跡がある」——そんな旅先を探しているあなたへ。大分県竹田市のような、静かで深みのある旅の舞台が、日本にはまだまだ眠っています。この記事では、竹田市の魅力を入口に、似た雰囲気を持つ隠れた名旅先5か所を詳しくご紹介します。次の旅のヒントに、ぜひ最後まで読んでみてください。

そもそも竹田市の魅力とは?旅人を惹きつける3つの理由

大分県の南西部に位置する竹田市は、九重連山を背に持つ山あいの盆地です。観光地としての知名度は決して高くありませんが、知る人ぞ知る"深い旅"ができる場所として、旅好きの間で根強い人気を誇っています。

竹田市に惹かれる旅人が口をそろえて挙げるのが、次の3つの魅力です。

① 岡城跡と「荒城の月」が紡ぐ歴史ロマン

竹田市を語るうえで外せないのが、瀧廉太郎の名曲「荒城の月」のモデルとなった岡城跡です。石垣だけが残る山城の遺構は、見渡す限りの山々と空に溶け込み、訪れた人に言葉では表現しにくい感傷をもたらします。桜の季節には花びらが石垣を彩り、冬には雪に包まれる姿が幻想的です。「廃墟の美」とでも呼ぶべきこの場所は、整備されすぎていないからこそ心に刺さるものがあります。

② 長湯温泉が誇る世界屈指の炭酸泉と湯治文化

竹田市内に位置する長湯温泉は、ドイツのバーデンバーデンに並ぶとも言われる、天然炭酸泉の濃度を誇る温泉地です。ピリピリとした刺激のある湯に長時間ゆったりと浸かる「ながら湯」の文化が根付いており、湯治目的の旅人にも愛されています。観光客向けに派手に演出されていない、昔ながらの温泉情緒が残っているのも竹田市らしさのひとつです。

③ 瀧廉太郎ゆかりの文化の香りと静かな城下町

竹田市は音楽家・瀧廉太郎が少年期を過ごした地でもあり、瀧廉太郎記念館を中心に文化の香りが漂います。城下町の面影を残す街並みは、派手な観光地化とは無縁の静けさを保っており、ゆっくり歩くほどに発見がある旅先です。この「ほどよく整っていて、でも生活感がある」バランスこそ、竹田市ファンが繰り返し訪れる理由でしょう。

チェック:こんな旅が好きな方に届けたい記事です
・観光地化されすぎた場所より、ひなびた風情のある旅先が好き
・城跡や武家屋敷など、歴史の空気を肌で感じたい
・温泉でゆったり過ごす「湯治旅」に憧れがある
・文学・音楽・芸術の香りがある町に心が動く
・混雑を避けて、ひとり旅やカップル旅を楽しみたい

ひとつでも当てはまったなら、この先に紹介する5か所はきっと刺さるはずです。

竹田市に似た隠れた名旅先5選

それでは、竹田市の魅力と共鳴する旅先を5か所、詳しくご紹介していきます。それぞれに「竹田市との共通点」と「ここならではの違い」を明記しましたので、好みに合わせて選んでみてください。


🥇 第1位|備中松山城×高梁市(岡山県)

— 山城の孤高と城下町の静けさ、最も竹田市に近い雰囲気 —

「竹田市が好きな人が次に行くべき場所はどこか?」と問われたら、迷わず岡山県高梁市の備中松山城を挙げます。現存12天守のひとつであるこの山城は、標高430メートルの臥牛山山頂にそびえ、秋から冬にかけては雲海に浮かぶ幻想的な姿を見せます。岡城跡と同様に「山の上に立つ城」という共通点がありますが、備中松山城は天守が現存している分、より具体的に往時を想像できます。

城下の高梁市街は、かつての武家屋敷や商家が残る静かな町並みで、観光客も多すぎず散策しやすい規模感です。頼久寺の枯山水庭園や旧商家の建ち並ぶ石火矢町ふるさと村なども合わせて訪れると、半日ほどかけてゆっくり楽しめます。

項目 詳細
竹田市との共通点 山城・静かな城下町・観光地化されすぎていない落ち着いた雰囲気
ここならではの魅力 現存天守・雲海スポットとして全国的に有名・桜と天守のコントラスト
ベストシーズン 9〜11月(雲海)、3〜4月(桜)
アクセス JR伯備線「備中高梁駅」から登山シャトルバスあり(季節運行)

🏯 第2位|津和野(島根県)

— 山間の小京都、文人の香りと城下町のしっとりとした風情 —

「山陰の小京都」と呼ばれる島根県津和野町は、竹田市が持つ「文化人ゆかりの地×城下町の静けさ」という組み合わせに最も近い場所のひとつです。森鴎外の出身地であり、明治の文学の気配が町のあちこちに漂っています。竹田市が瀧廉太郎で、津和野が森鴎外——文豪・芸術家ゆかりの城下町という点でふたつの町は響き合っています。

殿町通りには武家屋敷の白壁が続き、水路にはたくさんの鯉が泳ぐ風景が絵になります。山上に残る津和野城跡はリフトで登ることができ、石垣と緑の対比が見事です。町全体がこぢんまりとしているので、半日あれば主要スポットをのんびり歩き回れるのも旅人にやさしいポイントです。

項目 詳細
竹田市との共通点 文化人ゆかりの城下町・山間の静かな町並み・城跡の石垣美
ここならではの魅力 森鴎外記念館・SLやまぐち号での旅情・稲荷神社の千本鳥居
ベストシーズン 4〜5月(新緑)、10〜11月(紅葉)
アクセス JR山口線「津和野駅」下車すぐ。新山口駅から約1時間20分

♨️ 第3位|黒川温泉×南小国町(熊本県)

— 山深い秘湯と湯治文化、長湯温泉ファンが次に訪れるべき場所 —

長湯温泉の「ひっそりとした山の温泉」という魅力に惹かれたなら、同じ九州の熊本県南小国町・黒川温泉はきっと好みに合うはずです。日本有数の温泉地として知られながら、温泉街全体が「景観と調和した旅館と露天風呂」というコンセプトを守り続けており、派手な看板や大型ホテルが立ち並ぶような雰囲気とは無縁です。

黒川温泉の名物は「入湯手形」。一枚の手形で3つの旅館の露天風呂をはしご湯できるシステムで、日帰り客でも十分に湯めぐりを楽しめます。どの旅館も渓流沿いや木立の中に露天風呂を設けており、自然と湯が一体になった体験は格別です。長湯温泉よりも旅館の数が多く、宿泊を伴う旅にも向いています。

項目 詳細
竹田市との共通点 山間の秘湯・湯治文化・派手すぎない落ち着いた温泉情緒
ここならではの魅力 入湯手形での湯めぐり・渓流沿いの露天風呂・阿蘇の自然も近い
ベストシーズン 通年(特に秋〜冬の寒い時期が露天風呂の醍醐味)
アクセス 熊本市内から車で約1時間30分。阿蘇くまもと空港から約1時間

🏔️ 第4位|越前大野城×大野市(福井県)

— 盆地に浮かぶ「天空の城」と北陸の小京都 —

「天空の城」として近年注目を集めている福井県大野市の越前大野城は、秋の早朝に雲海の上に浮かび上がる姿が幻想的で、写真愛好家の間でも人気が高まっています。竹田市の岡城跡と同様に、山の上に残る城の遺構が周囲の自然と溶け合う景色が見どころです。

大野市は「北陸の小京都」とも呼ばれ、碁盤目状の城下町の区画が今も残っています。毎朝開かれる七間朝市は400年以上の歴史を持ち、地元の野菜や食材が並ぶ素朴な風景が旅人の心をほぐします。北陸の食文化も豊かで、越前そばや地酒を楽しみながら歴史散策ができる点も魅力です。竹田市が九州の山間にある城下町なら、大野市は北陸の山間にある城下町——緯度は違っても、漂う空気は驚くほど似ています。

項目 詳細
竹田市との共通点 山間の盆地・城跡と城下町・雲海・静かな小京都の雰囲気
ここならではの魅力 七間朝市・越前そば・九頭竜湖・北陸の冬の雪景色
ベストシーズン 9〜11月(雲海)、冬(雪の城跡も幻想的)
アクセス JR越美北線「越前大野駅」下車。福井駅から約55分

🌿 第5位|人吉(熊本県)

— 球磨川沿いの城下町と温泉、九州の秘境が持つ底力 —

九州の秘境として知られる熊本県人吉市は、球磨川に沿って形成された盆地の城下町です。竹田市と同じく山に囲まれた地形にあり、人吉城跡の石垣や武家屋敷跡の景観が歴史好きの心をくすぐります。城下に温泉が湧く点も竹田市と重なります。

人吉の誇りは球磨焼酎です。日本三大本格焼酎のひとつに数えられる米焼酎の産地で、市内には多数の蔵元が点在しています。また、2020年の球磨川豪雨で甚大な被害を受けた人吉市ですが、地元の方々の懸命な努力により観光地としての復興が進んでいます。訪れること自体が地域への応援になる——そんな旅のかたちも、人吉が教えてくれます。竹田市から車で2時間ほどで行けるため、九州周遊の旅に組み込みやすいのも魅力です。

項目 詳細
竹田市との共通点 山間の盆地・城跡・温泉・観光地化されすぎていない素朴な魅力
ここならではの魅力 球磨焼酎・球磨川ラフティング・青井阿蘇神社(国宝)
ベストシーズン 4〜6月(新緑・ラフティング)、10〜11月(紅葉)
アクセス JR肥薩線「人吉駅」下車。熊本駅から特急で約1時間20分

竹田市を起点にした九州周遊モデルルート

竹田市を旅の出発点にするなら、以下のルートがおすすめです。レンタカーを使えば、2泊3日で竹田市の雰囲気を存分に満喫しながら近隣の名所も楽しめます。

🚗 おすすめ2泊3日モデルルート(九州・車旅)

【1日目】大分市着 → 竹田市(岡城跡・瀧廉太郎記念館) → 長湯温泉で宿泊
【2日目】長湯温泉でゆっくり朝湯 → 黒川温泉(入湯手形でめぐる)→ 南小国町で宿泊
【3日目】阿蘇の絶景ドライブ → 人吉市(人吉城跡・球磨焼酎蔵見学) → 熊本空港で解散

電車旅の場合は、大分・竹田・黒川温泉を中心に、路線バスや観光タクシーを組み合わせるのがスムーズです。竹田市から大分空港へのアクセスを終点にすれば、旅の終わりも自然な流れになります。

5か所の比較まとめ

最後に、今回ご紹介した5か所の旅先を一覧で比較します。旅のスタイルや目的に合わせて、ぴったりな場所を見つけてください。

旅先 城跡 温泉 文化 秘境感
備中松山城(岡山) ⭐⭐⭐⭐⭐ ⭐⭐ ⭐⭐⭐ ⭐⭐⭐⭐
津和野(島根) ⭐⭐⭐ ⭐⭐ ⭐⭐⭐⭐⭐ ⭐⭐⭐
黒川温泉(熊本) ⭐⭐⭐⭐⭐ ⭐⭐ ⭐⭐⭐⭐
大野市(福井) ⭐⭐⭐⭐ ⭐⭐ ⭐⭐⭐ ⭐⭐⭐⭐
人吉(熊本) ⭐⭐⭐ ⭐⭐⭐ ⭐⭐⭐ ⭐⭐⭐⭐⭐

まとめ|「竹田市的な感性」を持つ旅人は、日本中に宝を見つけられる

今回ご紹介した5か所——備中松山城×高梁市、津和野、黒川温泉、越前大野城×大野市、人吉——はいずれも、竹田市が持つ「静かさ・歴史・自然・温泉・文化」のどれかを色濃く宿した場所です。

観光地化されすぎず、でも訪れれば必ず何かを受け取れる——そういう旅先を見抜く感性を持つ方は、きっとこれらの場所でも豊かな時間を過ごせるはずです。次の旅の候補リストに、ぜひ加えてみてください。

「どこに行こうか迷っている」「旅行のプランを考えるのが大変」という方は、旅のプロに相談してみるのもひとつの手です。あなたの好みや旅のスタイルに合わせた、ぴったりの旅先やプランをご提案することができます。ぜひお気軽にご相談ください。

✈️ 旅のご相談はこちらから

竹田市のような「通好みの旅先」をご提案します。
プラン作成・手配もお任せください。

今すぐ相談する →